長期投資

投資テーマ ガイドブック 

27の長期投資テーマとそのフレームワーク、および概要について紹介する。

01. 長期投資のフレームワーク

我々は、長期投資において、「新興国の都市化」、「人口増加」、「高齢化」を、長期的に付加価値を生む3つのトレンドと捉える。我々の長期投資のフレームワークは、これらの予測が容易なトレンドに基づいて構築されていることから、投資家が将来の成長領域を捉える一助となるだろう。

これらの構造的要因に加えて、「テクノロジー」、「資源制約」、「社会的圧力」は、投資において潜在的な創造的破壊をもたらす要因になると考える。これらをベースに、今後7~10年の景気サイクルにわたり有効な投資フレームワークを構築することができる。当然、具体的な戦略になると、創造的破壊トレンドによって生じる環境変化に適応することが必要となろう。しかし、長期投資のフレームワークのポイントは、変化する世界の中でどこに着目すべきかを見極めることだと考える。

我々のテーマは、景気サイクルにわたり平均を上回る利益成長を提供することを目指しており、投資対象には主要ベンチマーク指数にはない中小型企業を含まれる。よって従来型指数とは異なる投資機会を提供することがある。

長期投資テーマの多くは、サステナブル投資の要素を含んでいる。持続可能な開発への参加を重視する投資家には、投資商品を選別する際にはテーマの整合性に着目するだけではなく、企業のサステナビリティ(持続可能性)への取り組みについても考慮されたい。

こうした3つの創造的破壊要因(既知の未知)と3つの持続するトレンド(既知の既知)が長期投資の基礎として重要であることを勘案し、以下のセクションではそれらについて詳述し、10ページ以降では、各長期投資テーマに焦点を当てたい。

各投資テーマの概要

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本稿は、UBS Switzerland AG、UBS AG Hong Kong Branch、UBS AG London Branch、UBS Financial Services Inc. が作成した“ Thematic guide: our Longer Term Investment (LTI) themes for a multi multi-year investment horizon” (2022 年9月8日付)の一部を翻訳・編集した日本語版として 2022 年10 月 28 日付でリリースしたものです。本レポートの末尾に掲載されている「免責事項と開示事項」は大変重要ですので是非ご覧ください。過去の実績は将来の運用成果等の指標とはなりません。本レポートに記載されている市場価格は、各主要取引所の終値に基づいています。これは本レポート中の全ての図表にも適用されます。

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